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院内感染予防、院内感染対策について理解

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【解説】院内感染予防、院内感染対策について理解

問題(第1/20問)

【出題基準】 大項目:Ⅳ. 医療安全を推進する 中項目:Ⅳ-2:感染制御・管理 小項目:院内感染予防、院内感染対策について理解している。

【難易度】標準

【問題文】 院内感染対策の基本となる標準予防策(スタンダードプリコーション)の対象に関する以下の記述の正誤を判定せよ。

【選択肢】 標準予防策(スタンダードプリコーション)では、汗を除くすべての血液、体液、分泌物、排泄物、創傷皮膚、粘膜を「感染性があるもの」として取り扱う。

【解答・解説】

─── 【理解する】───

《判定》 正しい。標準予防策において、汗は感染源として扱われない唯一の体液である。

《核心》

  • 標準予防策(スタンダードプリコーション)は、感染症の有無にかかわらず、すべての患者に対して適用される最も基本的な感染対策である。
  • 対象となるのは「血液」「すべての体液」「分泌物」「排泄物」「創傷皮膚」「粘膜」である。
  • は、通常病原体を含まないため、標準予防策の対象から明確に除外されている。
  • したがって、汗に触れるだけの行為(例:発熱患者の額に触れる等)であれば、手袋の着用は必須ではない(ただし、その後の手指衛生は必要である)。

《周辺知識》

  • 血液や体液に触れる可能性がある場合は、事前に手袋を着用する。
  • 血液や体液が飛散する可能性がある処置(吸引、挿管、手術など)では、手袋に加えてガウン、マスク、ゴーグル(またはフェイスシールド)を着用する。
  • 標準予防策は、患者を感染から守るだけでなく、医療従事者自身を職業感染から守るための双方向の防御システムである。

─── 【覚える】───

《暗記ポイント》

  • ★重要:標準予防策の対象外(これ以外のすべての体液・排泄物は感染性ありとみなす)。
  • ★重要:適用対象:感染症の有無に関わらず、すべての患者に適用する。

【正誤】 ✅


問題(第2/20問)

【難易度】標準

【問題文】 標準予防策における手指衛生の実施タイミングに関する以下の記述の正誤を判定せよ。

【選択肢】 WHOが提唱する「手指衛生の5つのタイミング」には、「患者に触れる前」「清潔・無菌操作の前」「体液に曝露された可能性のある時」「患者に触れた後」「患者周辺の物品に触れた後」が含まれる。

【解答・解説】

─── 【理解する】───

《判定》 正しい。WHOのガイドラインで定められた、手指衛生を行うべき必須の5つのタイミングを正確に網羅している。

《核心》

  • 院内感染の最も主要な伝播経路は「医療従事者の手」を介した接触感染である。
  • これを防ぐため、WHOは以下の「5つのタイミング」での手指衛生を強く推奨している。
    1. 患者に触れる前(患者を医療従事者の持つ菌から守る)
    2. 清潔・無菌操作の前(患者の無菌部位への菌の侵入を防ぐ)
    3. 体液に曝露された可能性のある時(医療従事者自身と環境を守る)
    4. 患者に触れた後(医療従事者自身と環境を守る)
    5. 患者周辺の物品に触れた後(患者には直接触れていなくても、環境表面の菌を持ち出さないために行う)

《周辺知識》

  • 手指衛生の方法には、「流水と石鹸による手洗い」と「擦式アルコール製剤による手指消毒」がある。
  • 目に見える汚れがある場合や、アルコールが無効な病原体(クロストリジウム・ディフィシルなどの芽胞、ノロウイルスなど)のケア後は、必ず流水と石鹸による手洗いを行う必要がある。
  • 目に見える汚れがない場合は、迅速かつ殺菌効果の高い擦式アルコール製剤が第一選択となる。

─── 【覚える】───

《暗記ポイント》

  • ★重要:WHOの5つのタイミング:①患者の前、②清潔操作の前、③体液曝露後、④患者の後、⑤患者周辺環境の後。
  • ★重要:流水と石鹸の適応:目に見える汚れがある時、芽胞(CDI)やノロウイルスのケア後。

【正誤】 ✅


問題(第3/20問)

【難易度】標準

【問題文】 個人防護具(PPE)の着脱手順に関する以下の記述の正誤を判定せよ。

【選択肢】 個人防護具(PPE)を脱ぐ際は、最も汚染されている手袋から外し、マスクは最後に病室外で外すのが原則である。

【解答・解説】

─── 【理解する】───

《判定》 正しい。PPEの脱衣は「最も汚染されているものから外す」のが原則であり、マスクは最後に病室外で外す。

《核心》

  • PPE(個人防護具)の着脱において、最も医療従事者が感染リスクに晒されるのは「脱ぐ時」である。汚染されたPPEの表面に触れることで、自身の手や衣服を汚染してしまうためである。
  • 着る順序:清潔なものから着る。 ガウン → マスク → ゴーグル(フェイスシールド) → 手袋
  • 脱ぐ順序:最も汚染されているものから脱ぐ。
    1. 手袋(患者に直接触れるため最も汚染度が高い)
    2. ゴーグル(フェイスシールド)
    3. ガウン
    4. マスク(空気中や飛沫の病原体を吸い込まないよう、必ず病室を退出した後に外す
  • 手袋を外した後や、すべてのPPEを外し終えた後には、必ず手指衛生を行う。

《周辺知識》

  • N95マスクを着用している場合(空気感染予防策)、病室(陰圧室)内でマスクを外すと結核菌などを吸入する危険があるため、必ず前室または病室外に出てから外す。
  • ガウンを脱ぐ際は、汚染された外側を内側に巻き込むようにして丸め、廃棄する。

─── 【覚える】───

《暗記ポイント》

  • ★重要:PPEを脱ぐ順序手袋(最初) → ゴーグル → ガウン → マスク(最後)
  • ★重要:マスクを外す場所:必ず病室外(退出後)で外す。
  • 手指衛生のタイミング:手袋を外した後、および全PPEを外した後に必ず実施する。

【正誤】 ✅


【用語解説】 ・PPE(Personal Protective Equipment):個人防護具。感染から身を守るためのガウン、手袋、マスク、ゴーグルなどの総称。 ・CDI(Clostridioides difficile Infection):クロストリジウム・ディフィシル感染症。芽胞を形成するためアルコールが無効であり、流水と石鹸による手洗いが必要。

問題(第4/20問)

【難易度】標準

【問題文】 空気感染予防策の対象となる疾患と、その対策に関する以下の記述の正誤を判定せよ。

【選択肢】 結核、麻疹、水痘の患者に対しては空気感染予防策が適用され、原則として陰圧個室に隔離し、入室する医療従事者はN95マスクを着用する必要がある。

【解答・解説】

─── 【理解する】───

《判定》 正しい。空気感染する代表的な3疾患(結核、麻疹、水痘)に対する標準的な対策である。

《核心》

  • 空気感染(飛沫核感染)*とは、水分が蒸発して5μm未満となった微小な粒子(飛沫核)が空気中を長時間漂い、広範囲に伝播する感染経路である。
  • 空気感染を引き起こす代表的な病原体は、結核菌、麻疹ウイルス(はしか)、水痘・帯状疱疹ウイルス(水ぼうそう)の3つである。
  • 対策として、病室の空気が廊下に漏れ出ないように気圧を低く設定した陰圧個室への隔離が原則となる。
  • 入室する医療従事者は、5μm未満の微粒子を捕集できるN95マスク(またはそれ以上の防護具)を着用し、隙間なく密着していること(シールチェック)を確認してから入室する必要がある。

《周辺知識》

  • 患者が検査等でやむを得ず病室外に出る場合は、患者自身にサージカルマスクを着用させる(患者にN95マスクを着用させる必要はない。サージカルマスクで大きな飛沫の飛散を防ぐため)。
  • 帯状疱疹は水痘と同じウイルス(VZV)が原因であるが、局所的な帯状疱疹の場合は主に接触感染予防策で対応する。ただし、全身に播種した帯状疱疹や、免疫不全患者の帯状疱疹の場合は、空気感染予防策を追加する必要がある。

─── 【覚える】───

《暗記ポイント》

  • ★重要:空気感染する3大疾患結核、麻疹、水痘
  • ★重要:空気感染予防策の必須要件陰圧個室N95マスク
  • 語呂合わせ:「空気感染は、結核・麻疹・水痘(け・ま・す)」

【正誤】 ✅


問題(第5/20問)

【難易度】標準

【問題文】 飛沫感染予防策の対象となる疾患と、その対策に関する以下の記述の正誤を判定せよ。

【選択肢】 インフルエンザ、風疹、マイコプラズマ感染症の患者に対しては飛沫感染予防策が適用され、入室する医療従事者はN95マスクを着用し、患者を陰圧個室に隔離することが必須である。

【解答・解説】

─── 【理解する】───

《判定》 誤り。飛沫感染予防策では、サージカルマスクの着用で十分であり、陰圧個室への隔離やN95マスクは必須ではない。

《核心》

  • 飛沫感染とは、咳やくしゃみ、会話などによって放出される5μm以上の比較的大きな水滴(飛沫)が、他者の眼、鼻、口腔の粘膜に付着することで成立する感染経路である。
  • 飛沫は重いため空気中を漂わず、通常1〜2m以内で落下する。
  • 対象疾患には、インフルエンザ、風疹、マイコプラズマ、新型コロナウイルス、流行性耳下腺炎(ムンプス)などがある。
  • 対策として、医療従事者は患者から1〜2m以内に近づく際にサージカルマスクを着用する(N95マスクは不要)。
  • 隔離については個室が望ましいが、陰圧である必要はない。個室が不足している場合は、同じ病原体に感染している患者同士を同室にするコホーティング(集団隔離)や、ベッド間隔を1〜2m以上空けてカーテンで仕切る対応が可能である。

《周辺知識》

  • 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は主に飛沫・接触感染であるが、エアロゾルが発生しやすい処置(気管挿管、気道吸引、NPPV装着など)を行う場合は、例外的に空気感染予防策(N95マスク、眼の防護具、ガウン、手袋)が必要となる。

─── 【覚える】───

《暗記ポイント》

  • ★重要:飛沫感染する代表疾患:インフルエンザ、風疹、マイコプラズマ、新型コロナ。
  • ★重要:飛沫感染予防策の必須要件サージカルマスク(N95は不要)。
  • 隔離の原則:個室またはコホーティング(同種病原体患者の同室)。陰圧室は不要。

【正誤】 ❌


問題(第6/20問)

【難易度】標準

【問題文】 接触感染予防策の対象となる疾患と、その対策に関する以下の記述の正誤を判定せよ。

【選択肢】 MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)、VRE(バンコマイシン耐性腸球菌)、クロストリジウム・ディフィシル感染症(CDI)の患者に対しては接触感染予防策が適用され、入室時にはガウンと手袋を着用し、聴診器などの器具は専用化することが推奨される。

【解答・解説】

─── 【理解する】───

《判定》 正しい。接触感染する代表的な耐性菌・病原体であり、ガウン・手袋の着用と器具の専用化が必須の対策である。

《核心》

  • 接触感染とは、患者の皮膚や体液に直接触れるか、汚染された環境表面(ベッド柵、ドアノブ)や医療器具(聴診器、血圧計)を介して間接的に病原体が伝播する感染経路である。院内感染の最も主要な原因である。
  • 対象となる主な病原体は、MRSA、VRE、多剤耐性緑膿菌(MDRP)などの薬剤耐性菌や、クロストリジウム・ディフィシル(CDI)、ノロウイルス、疥癬(ヒゼンダニ)などである。
  • 対策として、患者の病室に入室する際(または患者やその周辺環境に触れる前)に、ガウンと手袋を着用する。
  • 聴診器、血圧計、体温計などのノンクリティカル器具は、可能な限りその患者専用とする。専用化が難しい場合は、他の患者に使用する前に適切な消毒薬(アルコールや次亜塩素酸ナトリウム等)で清拭消毒しなければならない。

《周辺知識》

  • 接触感染予防策を解除するタイミングは、病原体によって異なる。例えばMRSAの場合、一般的には「抗菌薬投与終了後、一定期間を空けて複数回の培養検査で陰性が確認された時点」などが目安となるが、施設ごとのICTの基準に従う。
  • CDIやノロウイルスの場合、アルコール消毒が無効であるため、環境清拭には次亜塩素酸ナトリウムを使用し、手指衛生は流水と石鹸による手洗いを行う必要がある。

─── 【覚える】───

《暗記ポイント》

  • ★重要:接触感染する代表疾患:MRSA、VRE、CDI、ノロウイルス、疥癬。
  • ★重要:接触感染予防策の必須要件ガウン + 手袋
  • 器具の管理:聴診器や血圧計は原則として専用化する。

【正誤】 ✅


【用語解説】 ・N95マスク:米国労働安全衛生研究所(NIOSH)規格に合格したマスク。0.3μmの微粒子を95%以上捕集できる性能を持ち、空気感染対策に用いられる。 ・コホーティング(Cohorting):同じ感染症を持つ患者を同じ病室に集めて隔離・管理する手法。個室が不足している場合に有効。 ・MRSA(Methicillin-Resistant Staphylococcus aureus):メチシリン耐性黄色ブドウ球菌。 ・VRE(Vancomycin-Resistant Enterococci):バンコマイシン耐性腸球菌。

問題(第7/20問)

【難易度】標準

【問題文】 クロストリジウム・ディフィシル(CDI)やノロウイルスによる環境汚染に対する消毒薬の選択に関する以下の記述の正誤を判定せよ。

【選択肢】 クロストリジウム・ディフィシル(CDI)の芽胞やノロウイルスはアルコールに対する抵抗性が高いため、これらで汚染された環境の清拭には次亜塩素酸ナトリウムを使用する。

【解答・解説】

─── 【理解する】───

《判定》 正しい。芽胞やノンエンベロープウイルスにはアルコールが無効であり、強力な酸化力を持つ次亜塩素酸ナトリウムが必要である。

《核心》

  • ノロウイルスやアデノウイルスは、脂質二重膜である「エンベロープ」を持たないノンエンベロープウイルスである。アルコールは脂質膜を破壊して殺菌するため、脂質膜を持たないこれらのウイルスには効果が乏しい。
  • クロストリジウム・ディフィシル(CDI)は、環境が悪化すると極めて強固な殻を持つ「芽胞」を形成する。芽胞は熱や乾燥、アルコールに対して極めて高い抵抗性を示す。
  • これらの病原体で汚染された環境表面(ベッド柵、トイレ、床など)の消毒には、強力な酸化作用によってタンパク質や核酸を直接破壊する次亜塩素酸ナトリウムを使用する。

《周辺知識》

  • 次亜塩素酸ナトリウムは有機物(血液や吐瀉物)が存在すると容易に失活するため、吐瀉物等の処理には高濃度(0.1% = 1,000 ppm)を用い、通常の環境清拭には低濃度(0.02% = 200 ppm)を用いる。
  • 金属腐食性があるため、金属部分に使用した後は必ず水拭きを行って成分を拭き取る必要がある。
  • 酸性の洗剤等と混ざると猛毒の塩素ガスが発生するため、取り扱いには十分注意する。

─── 【覚える】───

《暗記ポイント》

  • ★重要:アルコールが無効な病原体ノンエンベロープウイルス(ノロ、アデノ等)と芽胞(CDI等)。
  • ★重要:次亜塩素酸ナトリウムの適応:上記病原体による環境汚染の消毒。
  • 濃度の使い分け:吐瀉物・血液あり=0.1%、通常の環境清拭=0.02%

【正誤】 ✅


問題(第8/20問)

【難易度】標準

【問題文】 スポルディング分類に基づく医療器具の処理に関する以下の記述の正誤を判定せよ。

【選択肢】 手術器具や血管カテーテルなど、無菌組織や血管系に挿入される「クリティカル」な器具は、すべての微生物を殺滅する必要があるため、高水準消毒(グルタラール等)を行う。

【解答・解説】

─── 【理解する】───

《判定》 誤り。クリティカルな器具には高水準消毒ではなく、すべての微生物(芽胞を含む)を完全に殺滅する「滅菌」が必須である。

《核心》

  • スポルディング分類は、医療器具が患者のどの部位に接触するかに基づいて、必要な処理レベルを3段階(クリティカル、セミクリティカル、ノンクリティカル)に分類したものである。
  • クリティカルに分類されるのは、無菌組織や血管系に挿入される器具(例:手術器具、血管カテーテル、注射針など)である。
  • これらの器具には、芽胞を含むすべての微生物を完全に殺滅・除去する「滅菌」が必須である。
  • 高水準消毒(グルタラール等)は、多数の芽胞を殺滅しきれない場合があるため、クリティカル器具の処理としては不十分である。

《周辺知識》

  • 滅菌の代表的な方法には、高圧蒸気滅菌(オートクレーブ)、エチレンオキサイドガス(EOG)滅菌、過酸化水素低温ガスプラズマ滅菌などがある。
  • 滅菌された器具は、使用直前まで無菌状態を保つための適切な保管(滅菌バッグの破損や水濡れがないことの確認、有効期限の管理)が求められる。

─── 【覚える】───

《暗記ポイント》

  • ★重要:クリティカル器具の定義:無菌組織・血管系に挿入する器具(手術器具等)。
  • ★重要:クリティカル器具の処理滅菌(すべての微生物・芽胞を完全に殺滅)。

【正誤】 ❌


問題(第9/20問)

【難易度】標準

【問題文】 スポルディング分類に基づく医療器具の処理に関する以下の記述の正誤を判定せよ。

【選択肢】 消化管内視鏡や気管内チューブなど、粘膜や健常ではない皮膚に接触する「セミクリティカル」な器具は、多数の芽胞を除くすべての微生物を殺滅する必要があるため、グルタラールや過酢酸などを用いた高水準消毒を行う。

【解答・解説】

─── 【理解する】───

《判定》 正しい。セミクリティカル器具には、多数の芽胞を除くすべての微生物を殺滅する高水準消毒が必要である。

《核心》

  • セミクリティカルに分類されるのは、粘膜や、健常ではない皮膚(創傷部位など)に接触する器具(例:消化管内視鏡、気管内チューブ、呼吸器回路など)である。
  • 粘膜は無菌組織ではないが、病原体が侵入しやすい部位であるため、多数の芽胞を除くすべての微生物(一般細菌、抗酸菌、ウイルス、真菌)を殺滅する高水準消毒が必要である。
  • 高水準消毒薬としては、グルタラール、過酢酸、フタラールなどが用いられる。

《周辺知識》

  • グルタラールは強い粘膜刺激性と感作性(喘息などを引き起こす)があるため、人体への直接使用は絶対禁忌である。換気の良い専用の部屋で、密閉容器を用いて器具消毒を行う。
  • 消毒後は、器具に残留した消毒薬が患者の粘膜を傷つけないよう、滅菌水で十分にすすぎ落とす必要がある。
  • 消毒薬に浸漬する前には、器具に付着した有機物(血液や粘液)を酵素洗剤等で十分に洗浄・除去することが極めて重要である(汚れが残っていると消毒薬が浸透しないため)。

─── 【覚える】───

《暗記ポイント》

  • ★重要:セミクリティカル器具の定義:粘膜・非健常皮膚に接触する器具(内視鏡等)。
  • ★重要:セミクリティカル器具の処理高水準消毒(グルタラール、過酢酸等)。
  • グルタラールの注意点:人体使用禁忌。強い粘膜刺激性があるため、消毒後は十分なすすぎが必要。

【正誤】 ✅


【用語解説】 ・スポルディング分類(Spaulding classification):医療器具の感染リスクに応じた消毒・滅菌のレベル分類。クリティカル、セミクリティカル、ノンクリティカルの3段階がある。 ・エンベロープ(Envelope):一部のウイルスが持つ、脂質二重層からなる外被。アルコールなどの脂質溶解剤に弱い。 ・芽胞(Spore):一部の細菌(クロストリジウム属やバシルス属)が形成する、極めて耐久性の高い細胞構造。熱、乾燥、消毒薬に強い。

問題(第10/20問)

【難易度】標準

【問題文】 スポルディング分類に基づく医療器具の処理に関する以下の記述の正誤を判定せよ。

【選択肢】 聴診器や血圧計のマンシェットなど、健常な皮膚にのみ接触する「ノンクリティカル」な器具は、一般細菌やエンベロープウイルスを殺滅すれば十分であるため、低水準消毒または洗浄を行う。

【解答・解説】

─── 【理解する】───

《判定》 正しい。ノンクリティカル器具は、健常な皮膚のバリア機能によって感染リスクが低いため、低水準消毒または洗浄で十分である。

《核心》

  • ノンクリティカルに分類されるのは、健常な皮膚にのみ接触する器具(例:聴診器、血圧計のマンシェット、松葉杖など)や、患者に直接触れない環境表面(ベッド柵、ドアノブ、床など)である。
  • 健常な皮膚は強力なバリア機能を持つため、これらの器具を介して感染が成立するリスクは低い。
  • したがって、処理レベルとしては、一般細菌やエンベロープウイルス(インフルエンザウイルス等)を殺滅できる低水準消毒、または洗剤と流水による洗浄で十分とされる。
  • 低水準消毒には、アルコール(エタノール等)、第四級アンモニウム塩(ベンザルコニウム塩化物)、両性界面活性剤などが用いられる。

《周辺知識》

  • ノンクリティカル器具であっても、血液や体液で目に見えて汚染されている場合は、感染リスクが高まるため、次亜塩素酸ナトリウム(0.1%)などのより強力な消毒薬を用いて清拭する必要がある。
  • 接触感染予防策の対象患者(MRSAやCDIなど)に使用したノンクリティカル器具は、可能な限りその患者専用とするか、他の患者に使用する前に適切な消毒を行う。

─── 【覚える】───

《暗記ポイント》

  • ★重要:ノンクリティカル器具の定義:健常な皮膚にのみ接触する器具(聴診器、血圧計等)。
  • ★重要:ノンクリティカル器具の処理低水準消毒(アルコール等)または洗浄
  • スポルディング分類のまとめ
    • クリティカル(無菌組織)= 滅菌
    • セミクリティカル(粘膜)= 高水準消毒
    • ノンクリティカル(健常皮膚)= 低水準消毒・洗浄

【正誤】 ✅


問題(第11/20問)

【難易度】やや難

【問題文】 医療機関における針刺し・切創事故の防止対策および事故発生時の初期対応に関する以下の記述のうち、正しいものを1つ選べ。

【選択肢】 a. 使用済みの注射針は、廃棄時の針刺し事故を防止するため、必ず元のキャップを被せ直して(リキャップして)から廃棄容器に捨てる。 b. 針捨てボックス(廃棄容器)は、廃棄時に針が貫通しないよう堅牢な素材で作られたものを使用し、内容物が8割程度に達したら新しいものと交換する。 c. 針刺し事故が発生した場合は、直ちにポビドンヨードなどの消毒薬を傷口にすり込み、血液を体内に押し戻すように圧迫止血を行う。

【解答・解説】

a. ❌

  • 使用済みの注射針に再びキャップを被せる行為(リキャップ)は、針先が手や指に刺さるリスクが極めて高いため、原則として絶対禁止である。
  • 針刺し事故の多くは、このリキャップ時や、不適切な廃棄作業中に発生している。
  • 使用済みの注射針は、キャップを被せずに、そのまま直ちに専用の針捨てボックス(堅牢な廃棄容器)に廃棄しなければならない。
  • やむを得ずリキャップが必要な場合(例:複数回に分けて投与する場合など)は、片手のみで行う「すくい上げ法(ワンハンド・スクープ法)」を用いる。

b. ✅

  • 針捨てボックスは、注射針が貫通しないプラスチックなどの堅牢な素材で作られている必要がある。
  • 容器が満杯になるまで使用すると、廃棄時に押し込もうとして針刺し事故を起こす危険がある。
  • そのため、内容物が7〜8割程度に達した時点で蓋を完全にロックし、新しい容器と交換することが安全管理上の鉄則である。
  • また、廃棄容器は医療従事者の手の届きやすい場所(処置を行う場所のすぐ近く)に設置し、持ち歩く距離を最短にする工夫も重要である。

c. ❌

  • 針刺し事故が発生した場合の正しい初期対応は、直ちに傷口から血液を絞り出しながら、多量の流水と石鹸で十分に洗浄することである。
  • 血液を体内に押し戻すような圧迫は、病原体を深部に押し込むことになるため絶対に行ってはならない。
  • ポビドンヨードなどの消毒薬の使用は必須ではなく、流水と石鹸による洗浄が最も重要かつ効果的である。
  • 洗浄後は速やかに所属長および感染管理部門(ICT)へ報告し、曝露後予防(PEP)の要否を判断する。

《暗記ポイント》

  • ★重要:リキャップの禁止:針刺し事故の最大原因。使用後はそのまま廃棄容器へ。
  • ★重要:廃棄容器の交換時期:内容物が7〜8割に達したら交換する(満杯まで使わない)。
  • ★重要:針刺し事故の初期対応:血液を絞り出しながら、流水と石鹸で十分に洗う(消毒薬は必須ではない)。

問題(第12/20問)

【難易度】やや難

【問題文】 B型肝炎ウイルス(HBV)に曝露した医療従事者に対する曝露後予防(PEP)に関する以下の記述のうち、正しいものを1つ選べ。

【選択肢】 a. HBs抗原陽性の血液に曝露した場合、受傷者のHBs抗体価が10 mIU/mL未満であれば、直ちに抗HBs人免疫グロブリン(HBIG)を投与し、同時にB型肝炎ワクチンを接種する。 b. 抗HBs人免疫グロブリン(HBIG)は、受傷者の免疫系を刺激して自らHBs抗体を産生させる「能動免疫」を誘導する目的で投与される。 c. B型肝炎ワクチンは生ワクチンであるため、妊娠中の医療従事者が針刺し事故を起こした場合には接種が禁忌となる。

【解答・解説】

a. ✅

  • HBV曝露後予防(PEP)の基本方針である。HBs抗原陽性(または不明)の血液に曝露した場合、受傷者のHBs抗体価を確認する。
  • HBs抗体価が10 mIU/mL未満(免疫がない、または不十分)の場合、HBVの感染を防ぐために、直ちに(遅くとも48時間以内に)抗HBs人免疫グロブリン(HBIG)を投与する。
  • 同時に、持続的な免疫を獲得させるため、B型肝炎ワクチンの接種を開始する(通常、初回、1ヶ月後、6ヶ月後の計3回接種)。
  • HBIGとワクチンは、互いの効果を打ち消さないよう、異なる部位(左右の腕など)に接種する。

b. ❌

  • 抗HBs人免疫グロブリン(HBIG)は、HBs抗体を高濃度に含む血液製剤であり、体内に侵入したHBVに直接結合して中和する。
  • これは他者の抗体を直接投与する「受動免疫」であり、即効性はあるが効果は一時的(数ヶ月程度)である。
  • 一方、受傷者自身の免疫系を刺激して自ら抗体を産生させる「能動免疫」を誘導するのは、B型肝炎ワクチンの役割である。PEPではこの両者を併用することで、即効性と持続性を両立させる。

c. ❌

  • B型肝炎ワクチンは、病原性を無くした抗原タンパク質のみを含む「不活化ワクチン(組換え沈降ワクチン)」である。
  • 生ワクチン(麻疹、風疹、水痘、ムンプスなど)は胎児への感染リスクがあるため妊婦には禁忌であるが、不活化ワクチンであるB型肝炎ワクチンは妊婦にも接種可能である。
  • したがって、妊娠中の医療従事者がHBVに曝露した場合でも、HBIGおよびB型肝炎ワクチンの投与は禁忌とならず、感染リスクを考慮して速やかに実施されるべきである。

《暗記ポイント》

  • ★重要:HBVのPEP基準:受傷者のHBs抗体が10 mIU/mL未満の場合、HBIG + ワクチンを併用する。
  • ★重要:免疫の種類の違い:HBIG = 受動免疫(即効性)。ワクチン = 能動免疫(持続性)。
  • ★重要:B型肝炎ワクチンの種類不活化ワクチンであり、妊婦にも接種可能(生ワクチンではない)。

【用語解説】 ・リキャップ(Recapping):使用済みの注射針に再びキャップを被せる行為。針刺し事故の主要な原因となるため原則禁止。 ・HBIG(Hepatitis B Immune Globulin):抗HBs人免疫グロブリン。B型肝炎ウイルスに対する抗体を含む血液製剤。 ・受動免疫と能動免疫:受動免疫は抗体を直接投与して即座に防御力を得る方法。能動免疫は抗原(ワクチン)を投与し、自身の免疫系に抗体を作らせて長期的な防御力を得る方法。

問題(第13/20問)

【難易度】やや難

【問題文】 HIV(ヒト免疫不全ウイルス)に曝露した医療従事者に対する曝露後予防(PEP)に関する以下の記述のうち、正しいものを1つ選べ。

【選択肢】 a. HIV陽性患者の血液に曝露した場合、ウイルスの増殖を確実に抑えるため、曝露後72時間を経過してから抗HIV薬の単剤投与を開始する。 b. HIVの曝露後予防(PEP)では、インテグラーゼ阻害薬(INSTI)と核酸系逆転写酵素阻害薬(NRTI)2剤を組み合わせた3剤併用療法を、曝露後可能な限り早く(理想は2時間以内)開始し、28日間継続する。 c. 曝露後予防(PEP)に用いられるインテグラーゼ阻害薬(ビクテグラビル等)は、酸化マグネシウムなどの制酸薬と同時に服用することで吸収が促進されるため、併用が推奨される。

【解答・解説】

a. ❌

  • HIVの曝露後予防(PEP)は、ウイルスが宿主細胞のDNAに組み込まれ、全身のリンパ節に定着する前に開始しなければならない。
  • したがって、曝露後可能な限り早く(理想は2時間以内)開始することが極めて重要である。
  • 曝露から72時間を経過した場合、PEPの有効性は著しく低下する(または無効となる)ため、原則として推奨されない。
  • また、HIVは変異が早く耐性を獲得しやすいため、単剤投与ではなく必ず3剤併用療法を行う。

b. ✅

  • HIV PEPの標準的なレジメンである。
  • 基本構成は、インテグラーゼ阻害薬(INSTI:ビクテグラビルやドルテグラビル等)1剤核酸系逆転写酵素阻害薬(NRTI:テノホビル、エムトリシタビン等)2剤の計3剤併用である。
  • これらを曝露後可能な限り早く(2時間以内)開始し、ウイルスの定着を完全に防ぐため28日間、1日も欠かさず内服を継続する。
  • 副作用(悪心、下痢、頭痛など)によりアドヒアランスが低下しやすいため、病棟薬剤師による副作用モニタリングと服薬指導が重要となる。

c. ❌

  • インテグラーゼ阻害薬(INSTI)は、消化管内で多価カチオン(マグネシウム、アルミニウム、カルシウム、鉄、亜鉛など)と強固なキレート(錯体)を形成する性質がある。
  • 酸化マグネシウムなどの制酸薬や鉄剤と同時に服用すると、キレート形成によりINSTIの消化管からの吸収が著しく低下し、血中濃度が有効域に達しなくなる(治療失敗・感染成立のリスク)。
  • したがって、併用は推奨されず、やむを得ず併用する場合は、INSTIの服用から2時間以上前、または6時間以上後に多価カチオン製剤を服用するなどの時間差投与が必要である。

《同機序薬一覧》

  • インテグラーゼ阻害薬(INSTI):ビクテグラビル、ドルテグラビル、ラルテグラビル
  • 核酸系逆転写酵素阻害薬(NRTI):テノホビル、エムトリシタビン、アバカビル、ラミブジン

《暗記ポイント》

  • ★重要:HIV PEPの開始時間:曝露後可能な限り早く(2時間以内)。72時間経過後は原則非推奨。
  • ★重要:HIV PEPのレジメンと期間INSTI + NRTI 2剤の3剤併用28日間継続。
  • ★重要:INSTIの相互作用多価カチオン(Mg、Fe等)とキレート形成し吸収低下。同時服用を避ける。

問題(第14/20問)

【難易度】やや難

【問題文】 医療法に基づく院内感染対策の体制整備に関する以下の記述のうち、正しいものを1つ選べ。

【選択肢】 a. 病院長を委員長とする院内感染対策委員会は、感染症の流行期に限定して年2回程度開催することが医療法施行規則で義務付けられている。 b. 院内感染対策のための指針(マニュアル)は、医師および看護師のみを対象として作成し、薬剤師や事務職員は対象外としてよい。 c. 病院は、院内感染対策に関する基本的な考え方や具体的な対策について、全職員を対象とした研修を年2回程度定期的に実施しなければならない。

【解答・解説】

a. ❌

  • 医療法施行規則において、病院は院内感染対策のための体制を整備することが義務付けられている。
  • その中核となる「院内感染対策委員会」は、病院長(またはそれに代わる者)を委員長とし、流行期に限定せず、月1回程度の頻度で定期的に開催することが求められている。
  • 年2回程度の開催では、日常的な感染対策の評価やアウトブレイクへの迅速な対応が困難であるため不適切である。

b. ❌

  • 院内感染対策は、患者に直接触れる医療従事者だけでなく、環境整備や物品管理に関わるすべての職員が遵守すべきものである。
  • したがって、院内感染対策のための指針(マニュアル)は、医師や看護師だけでなく、薬剤師、臨床検査技師、事務職員、清掃スタッフなど、病院に勤務するすべての職員を対象として作成・周知されなければならない。

c. ✅

  • 医療法施行規則に基づく院内感染対策の必須要件の一つである。
  • 病院は、作成した指針に基づき、院内感染対策に関する基本的な考え方や具体的な手技(手指衛生、PPEの着脱など)について、全職員を対象とした研修を年2回程度、定期的に実施する義務がある。
  • また、新規採用時にも必ず研修を実施し、全職員が標準予防策を理解・実践できる体制を整える必要がある。

《暗記ポイント》

  • ★重要:院内感染対策委員会の開催頻度月1回程度(医療法)。
  • ★重要:職員向け感染対策研修の頻度年2回程度(全職員対象)。
  • 指針の対象:医師・看護師だけでなく、全職員(薬剤師、事務、清掃等含む)が対象。

問題(第15/20問)

【難易度】やや難

【問題文】 令和6年度診療報酬改定における「感染対策向上加算」の要件に関する以下の記述のうち、正しいものを1つ選べ。

【選択肢】 a. 感染対策向上加算1を算定する医療機関では、感染制御チーム(ICT)の構成員として、感染症の専門知識を有する医師および看護師の配置は必須であるが、薬剤師の配置は任意とされている。 b. 感染対策向上加算1を算定する医療機関は、地域の他の医療機関や医師会等と連携し、感染対策に関するカンファレンスを年4回以上定期的に開催することが求められる。 c. 感染制御チーム(ICT)は、院内の抗菌薬適正使用支援チーム(AST)とは独立して活動し、情報の共有や連携を行ってはならない。

【解答・解説】

a. ❌

  • 感染対策向上加算(特に加算1)の施設基準において、感染制御チーム(ICT)は多職種で構成されることが必須要件となっている。
  • 具体的には、感染症に関する専門的な知識を有する医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師の4職種がICTの構成員として明記されており、薬剤師の配置は任意ではなく必須である。
  • 薬剤師は、消毒薬の適正使用、曝露後予防薬の管理、抗菌薬の血中濃度モニタリング(TDM)など、薬学的視点から感染対策に貢献することが求められる。

b. ✅

  • 感染対策向上加算1(特定機能病院や地域の感染対策の拠点となる病院が対象)の重要な要件である。
  • 自施設内の感染対策だけでなく、地域の感染対策レベルを向上させるため、連携する他の医療機関(加算2、加算3算定施設等)や地域の医師会・保健所等と、感染対策に関するカンファレンスを年4回以上定期的に開催することが義務付けられている。
  • これにより、地域全体でのアウトブレイク対応や耐性菌のサーベイランス情報を共有する。

c. ❌

  • 感染制御チーム(ICT)と抗菌薬適正使用支援チーム(AST)は、目的は異なるものの(ICTは感染経路の遮断、ASTは耐性菌発生の防止)、密接に関連している。
  • 診療報酬の要件においても、ICTとASTは互いに連携し、情報を共有しながら活動することが求められている。
  • 実際には、ICTのメンバー(特に医師や薬剤師)がASTを兼任し、耐性菌の検出状況(ICTのデータ)を基に抗菌薬の適正使用(ASTの活動)を推進するケースが一般的である。

《暗記ポイント》

  • ★重要:ICTの必須構成メンバー:医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師。
  • ★重要:地域連携カンファレンスの頻度年4回以上(感染対策向上加算1の要件)。
  • ICTとASTの関係:独立・分断するのではなく、密接に連携・情報共有して活動する。

【用語解説】 ・INSTI(Integrase Strand Transfer Inhibitor):インテグラーゼ阻害薬。HIVのDNA組み込みを阻害する。 ・NRTI(Nucleoside Reverse Transcriptase Inhibitor):核酸系逆転写酵素阻害薬。HIVの逆転写を阻害する。 ・ICT(Infection Control Team):感染制御チーム。院内感染の予防・対策の実務を担う多職種チーム。 ・AST(Antimicrobial Stewardship Team):抗菌薬適正使用支援チーム。耐性菌の発生を防ぐため、抗菌薬の適切な選択・投与量・期間を支援する。