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医療倫理の4原則のうち、患者が自らの価値観に基づいて医療を選択・拒否する権利を尊重する原則は何か?
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自律尊重の原則(患者の自己決定権の尊重)。インフォームド・コンセントやACPの根拠となる。
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医療倫理の4原則のうち、「患者に害を与えない」という原則は何か?その有名な言葉も併せて答えよ。
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無危害の原則。「まずは害をなすなかれ」 (Non-maleficence)。過剰な延命治療の差し控えなどが該当する。
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医療倫理の4原則のうち、「患者の利益を最大化する」原則は何か?
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善行の原則。積極的な苦痛緩和などが該当する。
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医療倫理の4原則のうち、「医療資源の公平な分配」に関する原則は何か?
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正義の原則。
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終末期患者において、過剰な輸液がもたらす害は何か?倫理的にはどのような対応が許容されるか?
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過剰な輸液は浮腫、腹水、気道分泌物増加による呼吸困難など苦痛を増強する。差し控えや中止が倫理的に許容される。
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終末期医療において、患者に栄養を与えたい(善行)と、苦痛を与えたくない(無危害)が衝突する状況を何というか?
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倫理的ジレンマ(特に終末期の輸液や栄養管理で生じやすい)。
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厚生労働省の「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」における最も重要な基本原則は何か?
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本人の意思決定を基本とし、多職種からなる医療・ケアチームと十分な話し合いを行い決定する。
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ACP(アドバンス・ケア・プランニング)において、本人の意思は変化しうるという特徴を踏まえた上で、どのような対応が必要か?
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本人の意思は変化しうるため、繰り返し話し合う(継続的なプロセス)。
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本人の意思が確認できない場合、ガイドライン上の意思決定の優先順位を述べよ。
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①家族等による「推定意思」の尊重 → ②推定不可なら家族等とチームで「最善の利益」を判断 → ③家族等がいない場合はチームで「最善の利益」を判断。
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日本の法律において、終末期医療の家族による代理決定に関して、家族に法的な絶対的代理決定権(代諾権)はあるか?
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ない。日本では家族に法的な絶対的代理決定権はなく、あくまで医療チームとの「合意形成」が求められる。
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「本人にとっての最善の利益」はどのように判断されるか?
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医学的妥当性と本人の価値観(推定)を総合的に評価して判断する。
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患者のアドボカシー(権利擁護)とは何か?薬剤師に求められる具体例を挙げよ。
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患者の利益や権利を守るために医療チーム内で代弁者として行動すること。例:不適切な処方に対する疑義照会・処方提案。
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薬剤師の倫理的義務として、不適切な処方(過剰な鎮静、不十分な鎮痛など)に対して何を行うべきか?
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疑義照会や処方提案を行う。これは患者の利益を守るための必須要件である。
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薬剤師倫理規定の基本となる3つの柱(+α)を挙げよ。
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患者の自己決定権の尊重、最善の医療の提供、守秘義務、多職種連携。
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ACP(アドバンス・ケア・プランニング)の定義を述べよ。
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将来の意思決定能力低下に備え、患者・家族・医療者が医療・ケアの意向を「繰り返し」話し合うプロセス。
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ACPの最終的な目的は何か(事前指示書の作成ではない点に注意)?
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事前指示書の作成が目的ではなく、価値観の共有と合意形成の「プロセス」自体を重視する。
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厚生労働省が選定したACPの愛称は何か?
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人生会議。
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苦痛緩和のための鎮静(終末期鎮静)と安楽死の違いを、意図の観点から説明せよ。
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鎮静の意図は「苦痛緩和」、安楽死の意図は「死をもたらすこと」。
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二重結果の原則とは何か?終末期鎮静を例に説明せよ。
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善い意図(苦痛緩和)で行われた行為が、悪い結果(生命短縮)を伴っても倫理的に許容される原則。
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苦痛緩和のための鎮静(終末期鎮静)を実施するための4つの倫理的要件を挙げよ。
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①難治性の苦痛、②代替手段の欠如、③インフォームド・コンセント、④最小限の用量(比例性の原則)。
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医療・ケアチーム内で倫理的コンフリクト(意見の対立)が生じた場合、どのように解決すべきか?
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多職種カンファレンスや臨床倫理委員会等を活用し、患者にとっての最善の利益について合意形成を図る。
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自律尊重の原則において、患者の現在の意思決定をどのように扱うべきか?
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現在の患者の意思決定を最大限尊重する。過去の事前指示書よりも現在の意思が優先される。
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患者の価値観や希望が変化した場合、医療チームはどのように対応すべきか?
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患者の価値観の変化を速やかに多職種チームで共有し、再度ACPのカンファレンスを開催する。
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本人の意思が確認できない場合、どのように「推定意思」を尊重するか?
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家族等とチームで「本人がもし元気だったらどう望むか」を探り、その推定意思を尊重する。
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家族間で治療方針が対立した場合、医療チームはどのように支援すべきか?
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客観的情報を提供し、本人の価値観に基づく合意形成を支援する。感情的な対立に陥らないように導く。
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終末期鎮静における「比例性の原則」とは何か?
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鎮静薬は苦痛緩和に必要な最小限の用量から開始し、症状に応じて漸増する(タイトレーション)。
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鎮静薬の過剰な初期投与(例:ミダゾラム10mg急速静注)はどのような倫理的問題を引き起こすか?
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無危害の原則に反し、安楽死と誤認されるリスクがある。
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不適切な鎮静指示(過剰な用量など)に対して、薬剤師はどのような倫理的対応を取るべきか?
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客観的評価に基づき、低用量からの開始を主治医に提案する(疑義照会)。
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終末期に輸液を減量・中止する際、家族の罪悪感を軽減するために医療者はどのような説明を行うべきか?
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「身体の機能が低下しており、点滴を減らすことが苦痛を取り除く最善のケアである」と医学的根拠を丁寧に説明する(グリーフケア)。
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