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【暗記】甲状腺1

チアマゾール(メルカゾール)の作用機序は?

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甲状腺ペルオキシダーゼ(TPO)のヘム鉄に配位結合し、ヨウ素の有機化およびヨードチロシンのカップリングを阻害する。

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プロピルチオウラシル(チウラジール)がチアマゾールと異なり、甲状腺クリーゼで有用な特有の作用機序は?

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末梢組織の1型5'-脱ヨード酵素(D1)を阻害し、T4からT3への変換を抑制する。

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ヨウ化カリウム(ヨウ化カリウム丸)の甲状腺機能亢進症に対する作用機序は?

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細胞内ヨウ素濃度上昇によるWolff-Chaikoff効果(TPO活性抑制、有機化停止)と、チログロブリン分解阻害による甲状腺ホルモン放出抑制。

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レボチロキシンナトリウム(チラーヂンS)の作用機序は?

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生体内で脱ヨード酵素によりT3に変換され、細胞核内の甲状腺ホルモン受容体に結合し標的遺伝子の転写を調節する。

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甲状腺クリーゼ治療でプロプラノロール(インデラル)の役割は?(作用機序2つ)

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β受容体遮断による頻脈・振戦改善、および高用量で末梢のT4→T3変換を阻害する。

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甲状腺クリーゼ治療でヒドロコルチゾン(コートリル)を投与する理由は?(作用機序2つ)

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相対的副腎不全を補填する、および末梢でのT4→T3変換を阻害する。

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プロピルチオウラシル(PTU)の長期投与で起こりうる重篤な副作用は?

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MPO-ANCA関連血管炎(急速進行性糸球体腎炎、肺胞出血など)。

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抗甲状腺薬(チアマゾール、PTU)による無顆粒球症は投与開始後どの時期に好発するか?

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投与開始後2〜3ヶ月以内。

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レボチロキシンナトリウム(チラーヂンS)と酸化マグネシウムや鉄剤を同時服用するとどうなるか?

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消化管内で難溶性のキレートを形成し、レボチロキシンの吸収が著しく低下する。

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チアマゾール(MMI)とプロピルチオウラシル(PTU)の肝障害のタイプの違いは?

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MMIは主に胆汁うっ滞型、PTUは主に肝細胞障害型(劇症肝炎リスク高い)。

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妊娠初期のバセドウ病治療で、チアマゾール(MMI)からプロピルチオウラシル(PTU)への変更が推奨される理由は?

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MMIは胎盤を容易に通過し胎児奇形(MMI胎芽症)リスクがあるが、PTUはタンパク結合率が高く胎盤通過しにくいため。

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甲状腺クリーゼ治療において、ヨウ化カリウム(ヨウ化カリウム丸)の主な役割は?

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既に濾胞内に貯留されている甲状腺ホルモンの血中への放出を即時にブロックする(放出抑制)。

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鉄剤(クエン酸第一鉄ナトリウムなど)服用中の患者でレボチロキシンの効果が減弱した。最も考えられる原因と対策は?

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消化管内でのキレート形成によるレボチロキシン吸収低下。両剤の服用間隔を2時間以上空ける。

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抗甲状腺薬(チアマゾール、PTU)服用中に突然の高熱と強い咽頭痛が出現し、好中球数が96/μLであった。最も適切な対応は?

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無顆粒球症と診断し、直ちに抗甲状腺薬を中止し、G-CSF製剤と広域抗菌薬を投与する。

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レボチロキシン(T4)とリオチロニン(T3)の半減期の違いは?維持療法の第一選択はどちらか?

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T4半減期約7日、T3半減期約1日。維持療法の第一選択はT4(レボチロキシン)。

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チアマゾール(MMI)とプロピルチオウラシル(PTU)の胎盤通過性の違いは?

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MMIはタンパク結合率ほぼ0%で胎盤通過性が高い。PTUは結合率約80%で通過しにくい。

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プロピルチオウラシル(PTU)とチアマゾール(MMI)の血中半減期の比較は?投与回数の違いは?

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PTUの半減期は約1〜2時間(短い)→1日2〜3回分割投与。MMIは約6〜8時間(長い)→1日1回投与可能。

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Wolff-Chaikoff効果(ウォルフ・チャイコフ効果)とは何か?

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過剰なヨウ素によって甲状腺ホルモンの合成が一時的に抑制される自己調節機構。

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Wolff-Chaikoff効果(過剰ヨウ素による甲状腺ホルモン合成抑制)は持続するか?

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いいえ、数週間でエスケープ現象(逃避現象)が起こり、再び合成が始まる。

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無機ヨウ素製剤(ヨウ化カリウム)を単独で甲状腺機能亢進症の長期維持療法に用いることはできるか?

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できない。Wolff-Chaikoff効果は数週間でエスケープするため、長期的なコントロールはできない。

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妊娠中のバセドウ病治療で、無機ヨウ素製剤(ヨウ化カリウム丸)の使用は推奨されるか?

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推奨されない(原則回避)。胎盤を通過し、胎児の甲状腺機能低下症(クレチン症)や巨大甲状腺腫を引き起こすリスクがある。

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橋本病(慢性甲状腺炎)による甲状腺機能低下症の患者に、無機ヨウ素(ヨウ化カリウム)を追加投与してもよいか?

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禁忌。Wolff-Chaikoff効果によって残存するホルモン合成能がさらに抑制され、甲状腺機能低下症を悪化させる。

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甲状腺クリーゼ(甲状腺中毒症の極期)の患者に、レボチロキシンナトリウム(チラーヂンS)を投与してもよいか?

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絶対禁忌。甲状腺ホルモンをさらに増加させ、病態を悪化させる。

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プロピルチオウラシル(PTU)はチアマゾールと同様に甲状腺ペルオキシダーゼ(TPO)を阻害するか?

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はい、阻害する。PTUもチオウレア構造を持ち、TPOのヘム鉄に配位結合してホルモン合成を阻害する。

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抗甲状腺薬(チアマゾール、PTU)を服用しても、臨床症状の改善に数週間かかる理由は?

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薬剤は新たなホルモン合成のみを阻害するが、甲状腺濾胞内に既に貯留されているホルモンが血中へ放出され続けるため。

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レボチロキシン(T4)が甲状腺機能低下症の維持療法で第一選択となる理由は?

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半減期が約7日と長く、生体内の脱ヨード酵素によって必要な分だけT3に変換されるため、生理的なホルモン動態を再現しやすい。