コンテンツにスキップ

anki

ダサチニブとプロトンポンプ阻害薬(PPI)の併用はなぜ避けるべきか?
[#改ページ]
ダサチニブは弱塩基性。PPIで胃内pHが上昇すると非イオン形増加→溶解度低下→吸収低下(血中濃度低下)するため。
[#改ページ]
ニロチニブ(タシグナ)の服用タイミングと理由は?
[#改ページ]
食事の1時間前または食後2時間以降の空腹時投与。高脂肪食で吸収亢進→QT延長リスク高まるため。
[#改ページ]
ベネトクラクス(ベネクレクスタ)導入期にイトラコナゾールなどの強力なCYP3A4阻害薬を併用すると何が起こるか?
[#改ページ]
ベネトクラクスの血中濃度が著しく上昇し、腫瘍崩壊症候群(TLS)リスクが高まるため併用禁忌。
[#改ページ]
ボスチニブ(ボシュリフ)の服用タイミングは?
[#改ページ]
食後投与。空腹時だと吸収が低下し治療効果が減弱するため。
[#改ページ]
イマチニブ(グリベック)服用中にセイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)を摂取するとどうなるか?
[#改ページ]
CYP3A4が誘導され、イマチニブの代謝が亢進して血中濃度が低下し、治療効果が減弱する。
[#改ページ]
EGFR阻害薬(ゲフィチニブなど)によるざ瘡様皮疹に対する基本的な予防策は?
[#改ページ]
皮疹発現前(投与開始時)からの予防的なスキンケア(保湿・紫外線対策)。Grade 2以上ではステロイド外用薬や経口抗菌薬を併用。
[#改ページ]
EGFR阻害薬による間質性肺疾患(ILD)の初期症状の特徴は?
[#改ページ]
乾性咳嗽(痰を伴わない空咳)、労作時息切れ、発熱。湿性咳嗽や膿性痰は細菌性肺炎の特徴。
[#改ページ]
ベバシズマブなどのVEGF阻害薬による高血圧の主な原因と推奨される降圧薬は?
[#改ページ]
血管内皮細胞での一酸化窒素(NO)産生低下に伴う血管収縮。第一選択はARB、ACE阻害薬、またはカルシウム拮抗薬(CCB)。
[#改ページ]
トラスツズマブ(ハーセプチン)による心毒性(左室駆出率低下)の特徴は?
[#改ページ]
総投与量に依存せず、休薬により回復可能な可逆的な障害。アントラサイクリン系とは異なる。
[#改ページ]
トラスツズマブ デルクステカン(エンハーツ)投与中に無症状でCTですりガラス影(Grade 1 ILD)が認められた場合の対応は?
[#改ページ]
直ちにT-DXdを休薬し、副腎皮質ステロイド(プレドニゾロン換算0.5-1mg/kg/日)を開始する。
[#改ページ]
ベバシズマブなどのVEGF阻害薬による蛋白尿の発生機序は?
[#改ページ]
腎糸球体ポドサイトの機能障害(オンターゲット毒性)により糸球体バリアが破綻するため。
[#改ページ]
ダサチニブ(スプリセル)の代表的な副作用は?
[#改ページ]
胸水、肺動脈高血圧症(PAH)。イマチニブは眼窩周囲浮腫、ニロチニブはQT延長が特徴。
[#改ページ]
ベネトクラクス(ベネクレクスタ)投与開始前に必要なTLS予防策は?
[#改ページ]
腫瘍量と腎機能に基づくリスク分類、事前の十分な補液、アロプリノールなどの尿酸降下薬投与。
[#改ページ]
免疫チェックポイント阻害薬(ICI)による劇症1型糖尿病(DKA合併)に対する治療の第一選択は?
[#改ページ]
インスリン療法(持続静注)と大量補液。ステロイドは血糖を悪化させるため禁忌。
[#改ページ]
免疫チェックポイント阻害薬(ICI)による重症筋無力症(MG)の特徴的な発現時期と合併症は?
[#改ページ]
投与開始後数週間以内(早期)に発現し、心筋炎を高頻度で合併する(Overlap症候群)。
[#改ページ]
免疫チェックポイント阻害薬(ICI)による甲状腺機能障害の典型的な経過は?
[#改ページ]
初期に破壊性甲状腺炎による甲状腺中毒症(ホルモン漏出)を生じ、その後甲状腺機能低下症へ移行する。
[#改ページ]
PARP阻害薬(オラパリブなど)の特徴的な副作用は?
[#改ページ]
DNA修復阻害に起因する骨髄抑制、特に貧血が高頻度で発現する。
[#改ページ]
CDK4/6阻害薬(アベマシクリブなど)の副作用で注意すべき点は?
[#改ページ]
好中球減少に加え、間質性肺疾患(ILD)のリスクがあるため呼吸器症状のモニタリングが必須。
[#改ページ]
mTOR阻害薬(エベロリムスなど)による口内炎の特徴と予防策は?
[#改ページ]
投与開始後数日以内に発現するアフタ性口内炎。予防として副腎皮質ステロイドの局所投与(含嗽)が推奨される。
[#改ページ]
レゴラフェニブなどのマルチキナーゼ阻害薬による手足症候群(HFSR)の好発部位と重要な予防策は?
[#改ページ]
手足の荷重部位・摩擦部位(足裏、手のひら)。保湿に加え、除圧(クッション性の高い靴、長時間歩行回避など)が最も重要。
[#改ページ]
ダブラフェニブ(タフィンラー)とトラメチニブ(メキニスト)併用療法の特徴的な副作用は?
[#改ページ]
発熱(Pyrexia)。高頻度で発現し、感染症を除外した上で休薬や解熱鎮痛薬投与を行う。
[#改ページ]
ALK阻害薬(アレクチニブなど)の特徴的な副作用は?
[#改ページ]
徐脈、視覚異常(光がまぶしいなど)、光線過敏症。定期的な心拍数モニタリングと紫外線対策が必要。
[#改ページ]
リツキシマブなどのモノクローナル抗体製剤のインフュージョンリアクション(IR)は、投与回数が増えると頻度はどうなるか?
[#改ページ]
投与回数を重ねるごとに発現頻度は低下する。初回投与時に最も高い。
[#改ページ]
ベバシズマブ(アバスチン)投与中に大きな手術を行う場合、手術の少なくとも何日前に投与を中止すべきか?
[#改ページ]
少なくとも28日前(約4週間前)。術後も創傷が完全に治癒するまで(通常術後28日以降)再開しない。
[#改ページ]
HBs抗原陰性でHBc抗体またはHBs抗体陽性の「B型肝炎既往感染」患者にリツキシマブを投与する際、定期的なモニタリングは必要か?
[#改ページ]
必要。肝細胞内に潜伏ウイルス(cccDNA)があり再活性化リスクがあるため、定期的なHBV-DNA定量モニタリングが必須。
[#改ページ]
モノクローナル抗体製剤(IgG抗体)の血中半減期が数週間と長い理由は?
[#改ページ]
Fc領域が胎児性Fc受容体(FcRn)と結合し、細胞内での分解を免れて血中へリサイクルされるため。
[#改ページ]
EGFR阻害薬による重度の下痢に対して用いられる漢方薬・半夏瀉心湯の作用機序は?
[#改ページ]
構成生薬の黄芩や黄連に含まれるフラボノイドがCOXを阻害し、腸管粘膜の炎症とプロスタグランジンE2産生を抑制する。
[#改ページ]
コンパニオン診断におけるFISH法(蛍光 in situ ハイブリダイゼーション法)は何を検出する検査か?
[#改ページ]
細胞核内の遺伝子(DNA)の増幅を蛍光プローブで検出する。タンパク質の検出はIHC法。
[#改ページ]
臨床試験で無増悪生存期間(PFS)のハザード比(HR)が0.70(95%信頼区間0.55-0.85)の場合、新薬群は対照群と比較して病勢進行または死亡のリスクがどうなるか?
[#改ページ]
30%減少(リスクが対照群の70%に抑えられている)。HRが1未満は治療群のリスクが低いことを示す。
[#改ページ]
オシメルチニブ(タグリッソ)やアレクチニブ(アレセンサ)が脳転移に有効な理由は?
[#改ページ]
血液脳関門(BBB)の排出トランスポーターP-糖タンパク質(P-gp)の基質になりにくく、中枢神経系への移行性が高いため。
[#改ページ]
EGFR阻害薬(ゲフィチニブなど)によるざ瘡様皮疹のマネジメントで正しいのは?
[#改ページ]
皮疹発現前からの予防的スキンケア(保湿・紫外線対策)が推奨され、Grade 2以上ではステロイド外用薬や経口抗菌薬を併用する。
[#改ページ]
免疫チェックポイント阻害薬(ICI)によるGrade 2以上の重度大腸炎(頻回水様便・血便)のマネジメントとして正しいのは?
[#改ページ]
直ちにICIを休薬し、速やかに副腎皮質ステロイドの全身投与(プレドニゾロン1-2mg/kg/日)を開始する。
[#改ページ]
ニロチニブ(タシグナ)の正しい服用方法と理由は?
[#改ページ]
空腹時(食事の1時間前または食後2時間以降)。高脂肪食で吸収亢進しQT延長リスクが高まるため。
[#改ページ]
トラスツズマブ デルクステカン(T-DXd)による間質性肺疾患(ILD)で無症状の画像所見のみ(Grade 1)の場合の対応は?
[#改ページ]
直ちにT-DXdを全例休薬し、副腎皮質ステロイド(プレドニゾロン換算0.5-1mg/kg/日)の投与を開始する。
[#改ページ]
ベネトクラクス(ベネクレクスタ)の投与開始時に腫瘍崩壊症候群(TLS)を防ぐための用量設定は?
[#改ページ]
数週間かけて低用量から段階的に増量する(用量漸増/ランプアップ)。初回から維持用量は禁忌。
[#改ページ]
CDK4/6阻害薬(アベマシクリブなど)の特徴的な消化器副作用は?
[#改ページ]
下痢。特にアベマシクリブで発現頻度が高く、ロペラミドなどの止痢薬の事前準備と服薬指導が必要。
[#改ページ]
EGFR阻害薬(アファチニブなど)による爪囲炎の予防策は?
[#改ページ]
深爪を避ける、テーピングで物理的刺激を和らげる、保湿を行う。初期から細菌感染を伴うとは限らず、抗菌薬の全身投与は予防的には行わない。
[#改ページ]
CDK4/6阻害薬による好中球減少の特徴は?
[#改ページ]
細胞を殺す(アポトーシス)のではなく、細胞周期を停止させて休眠させることで生じるため、休薬により速やかに回復しやすい。
[#改ページ]
免疫チェックポイント阻害薬(ICI)による甲状腺機能低下症の治療は?
[#改ページ]
不足したホルモンを補充するレボチロキシン(チラージンS)の永続的な投与。ステロイドは無効。
[#改ページ]